認知症

歯のアンチエイジング〜虫歯菌と認知症、脳出血のリスク?〜 by Noriko Ikedastemo

口の中の細菌が血管に入り込んで心臓や脳の病気を引き起こすのではないかということは以前から言われていました。歯周病菌が心臓の詰まった血管の中にいたり(歯のアンチエイジング〜歯周炎と心筋梗塞のリスク?〜)、動脈硬化のプラーク(血管の中にできるコブのような部分)の中に虫歯菌がいたり、という報告などがあります。

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孤独と不健康 by Noriko Ikedastemo

アンチエイジングの基本は食事療法、運動療法です。でもそれだけではなく、社会環境やストレスなど、いろんなバランスが大切ということを以前書きました(健康情報が多すぎて何をしたらいいか分からないとき)。そのいろんなバランスの一つ、「孤独」や「社会的孤立(一人暮らし、家族や友人がほとんどいない、他人とあまり接点がない、など)」が健康と関わっているという論文が色々ありますので、今回はそちらを紹介します。

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認知症予防にはMIND食がオススメ by Noriko Ikedastemo

以前地中海料理とアルツハイマー予防について記事にしました(脳のアンチエイジング part3)。今回はその地中海料理と、DASH食(Dietary Approach to Systolic Hypertension 高血圧を防ぐための食事アプローチ)を元に、より認知症予防のために改良され報告された「MIND食」について紹介します。

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脳のアンチエイジング part 1 認知症とは by Noriko Ikedastemo

皆さんこんにちは。今回からは、脳のアンチエイジングシリーズです。

今回の「脳のアンチエイジングpart 1」では、「認知症とは?」について、説明していきます。

認知症とは

「えーとあれあれ、誰だっけ。」人の名前や、物の名前が出てこなくなることは、よくあることです。もの忘れと言っても、年をとることで出てくる「生理的もの忘れ」と、病気の始まりである「病的もの忘れ」は異なります。

 
                                                                                                                   政府広報オンラインより引用作成(参考サイト1)

                                                                                                                   政府広報オンラインより引用作成(参考サイト1)

 

病的もの忘れだけでなく、下図「失語」以下のいずれかの症状を伴って、そのために日常生活や社会生活に支障をきたす状態を「認知症」と言います。

                                                                厚生労働省 みんなのメンタルヘルス総合サイトより引用作成(参考サイト2)

                                                                厚生労働省 みんなのメンタルヘルス総合サイトより引用作成(参考サイト2)

 

認知症の原因

認知症には原因となる病気があります。

一番多いのがアルツハイマー型認知症。脳に特殊なタンパクがたまり、神経細胞が壊れて死んでいき、脳全体が萎縮していきます。認知症の約60%はアルツハイマー型認知症です。

 

次に多いのが、脳血管型認知症。脳の血管が詰まったり出血したりすることで、神経細胞が死んでしまいます。認知症のうち約20%は、脳血管型認知症です。生活習慣病が脳血管型認知症の発症リスクになります。詳しくは、「栄養のはなし」をご覧ください。

その他、レビー小体型認知症や、前頭側頭型認知症などがあります。

 

増え続ける認知症

若年性認知症というものもありますが、基本的には年をとると認知症になりやすくなります。高齢化社会に伴い、認知症の方は非常に増えていますし、今後も増えていくと予測されています。

                                                                                                     2015年厚生労働省発表資料より引用作成

                                                                                                     2015年厚生労働省発表資料より引用作成

 

アルツハイマー病の特効薬はなぜ出てこないのか。

世界中で様々な研究がなされていても、いわゆる特効薬のようなものは未だ開発されていません。治療薬として処方されているものはありますが、進行を遅らせたり、症状を緩和したりするものになります。なぜ、治療が難しいのでしょうか?

その理由はこちら

軽度認知障害というのは、物忘れはひどいけれども日常生活には支障がない状態のことです。

こんなにも長い歳月をかけて脳に異常なタンパクがたまり、神経線維が変化し、神経細胞が死ぬ、という変化をし続け、その結果起こってしまうアルツハイマー型認知症。これを薬でスッキリ元に戻すというのは至難の技なのです。

脳の変化は平均して50代から始まっています。脳に老人斑(アルツハイマー発症の元である異常なタンパク)が溜まっていても、無症状で進行していきます。

特効薬のない現在、大事になるのはやはり早期発見、そして予防です。この記事を読んでおられる皆さんが、今から気をつけてできることは何かあるのでしょうか。続きは次回part2から、世界の研究結果とともに紹介していきますね。

 

なお、今月は「運動のはなし」はお休みです。次回以降でできれば、頭の運動のはなしを載せたいと考えています。

 

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参考サイト

1) 政府広報オンライン www.gov-online.go.jp/useful/article/201308/l.html

2) 厚労省みんなのメンタルへルス総合サイトwww.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_recog.html

認知症予防のために、生活習慣の改善を。 by Noriko Ikedastemo

生活習慣病は、脳血管性認知症の発症リスクを高めます。以下生活習慣病がある場合は、医療機関で適切な治療を受け、改善しましょう。

高血圧

血管のアンチエイジングpart1で説明した通り、高血圧、動脈硬化は脳梗塞や脳出血を引き起こして、脳血管性認知症の原因になります!

糖尿病

高血圧や他の血管病とともに脳血管性認知症のリスクを高めます。また、アルツハイマー型認知症の発症リスクも高いことも報告されています。

高コレステロール血症(特にLDLコレステロール)

脳梗塞などの脳血管障害の発症リスクを高めます。

心房細動

不整脈の中でも心房細動は、血栓を作り脳梗塞の原因になります。

 

 

毎日の食事を見直してみましょう!

栄養バランスのとれた食事ができているかどうか、以下のチェック表で評価してみてください。

している: ◯ ほぼしている: △ していない: ×

(参考文献1より引用作成)

1) 1日3食バランスよくとり、欠食しないようにしている。

2) 魚は、血栓予防に効果的。2日に1回は食べている。

3) 肉は、強い体を作るたんぱく源。2日に1回は食べている。

4) 卵は、手軽なたんぱく源。1日に1個位は食べている。

5) 牛乳、乳製品は、吸収の良いカルシウム源。1日に1本(200cc)位は飲んでいる。

6) 大豆、大豆製品(豆腐、納豆など)を1日1品は食べている。

7) 野菜、根菜類、海藻、きのこ、イモ類は、茹でたり炒めたりして毎食2皿食べている。

8) 主食(ご飯、パン、麺)は、エネルギー源。毎日食べている。

9) 果物は、ビタミンが豊富。適量食べている。

10) 水分を1日1~1.5リットル位飲んでいる。

11) 塩分を減らすよう心がけている。

12) 菓子類は、糖質や塩分が多いので食べ過ぎに注意している。

13) 献立作り、食事作りは脳の活性化。積極的に取り組んでいる。

14) 食べることを楽しんでいる。

 

△ と × を確認することで、食生活改善のポイントを知りましょう!

 

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参考文献

1) 認知機能の衰えを防ぎ、認知症予防に役立つ食事と生活 公益社団法人 日本栄養士会