見た目年齢とカラダ年齢 / by Noriko Ikedastemo

見た目年齢ーその人が何歳くらいに見えるか。老けて見えるか、若く見えるか。人はお肌の状態、体型、姿勢などで見た目の年齢を判断します。今回は、その「見た目年齢」はカラダの健康と関連している、という報告を紹介します。

デンマークに住む70歳以上の同性の双子1826人の顔写真を41人の判定者に見せて、見た目年齢を判断してもらいました(参考文献1)。判定する人は看護師、若い教師、年長者等様々な年齢、職種の人が担当。7年の経過観察中675人の方が亡くなられました。見た目年齢と生存率、身体機能テスト、握力、認知機能テスト、白血球のテロメア長(この長短と死亡率との関連が報告されています)について関連性が調べられました。

その結果

見た目年齢が高い、いわゆる「老けて見える人」は身体機能、認知機能が低く、白血球のテロメア長が短い傾向にありました。また、見た目年齢は明らかに生存率と関連していました。実年齢より若く見える人は長生きする傾向にあったということです。

経験的に「実年齢より老けて見える人」は様々な病気を持っている方が多いのですが、実際「見た目年齢」と「カラダ年齢」に関しての科学的研究はほとんどないようです。今回の大規模、長期間の観察により、見た目年齢とカラダの健康が関連することが示されました。

お肌が若々しいということは、カラダの細胞年齢も若々しいということでしょうか。実際お肌にいい食べ物は、カラダにもいい食べ物です。例えば

お肌の若返りに有用な食品はこちら

抗酸化、抗炎症作用のある栄養素を含む食品。栄養素でいうとビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、ミネラル(鉄、カルシウム、亜鉛など)。食品例でいうと緑黄色野菜、豆類、鮭、果実(レスベラトロール、カシス)、香辛料、緑茶など。

やっぱりカラダも喜びそうな食品ですね。

見た目の老化の原因として、20%は遺伝的要因、いわゆる「体質」であり、80%は環境要因であると言われています。環境要因というのは、紫外線、タバコ、排気ガス、食事、ストレスなど、努力でなんとかできる部分ですね。遺伝的にシミができやすい、シワができやすい、ということはありますが、8割方は努力次第で老化のスピードを遅らせることができるということです。

よくスーパーフードなどという言葉を聞きますが、「これだけを食べていたら全てに効果あり」という万能食品はありません。バランスよく、そしてあまり無理はせずストレスがかからない程度に楽しく、お肌もカラダも喜ぶ食事を考えましょう。

 

 

また、背筋がすっと伸びていると若々しく見えますし、猫背になると若々しく見えません。さらに、イラストのように背中が曲がっていると遠くから見てもお年寄りとわかります。背中の曲がりは骨粗しょう症による背骨の圧迫骨折が原因です。「骨のアンチエイジング」の記事をまだ読んでおられない方は是非読んでくださいね。

 

 

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参考文献

1. Christensen et al. Perceived age as clinically useful biomarker of aging:cohort study. BMJ 2009; 339; b5262