お肌のアンチエイジング〜コラーゲン編 Part1〜 / by Noriko Ikedastemo

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今回はお肌のアンチエイジングの話です。

肌の老化

肌の線維芽細胞でプロコラーゲンが作られ、その後コラーゲンになります。コラーゲン、エラスチンは皮膚の構造を支持し、弾力を保つので、これらが減るとお肌の弾力がなくなり、シワができる原因となります。また、フィブリリンという物質は弾性線維の束をまとめるのに必要な物質で、シワの部分のお肌ではやはりこの物質が減っています。年齢とともにこれらコラーゲン等は減少し、さらに紫外線による光老化が起こることでいわゆる「お肌の老化」が起こります。

では、このお肌の老化を止める手立てはあるのでしょうか。

 

E.Prokschら(参考文献1)は、コラーゲンペプチドを摂取することで、顔のシワと、皮膚に含まれるプロコラーゲン1・エラスチン・フィブリリンという物質に影響するかどうかを調べました。コラーゲンペプチドとはコラーゲンを体に吸収させやすい形にしたもので、この論文ではコラーゲンペプチドのサプリメントを使用しています。

45歳から65歳の女性合計114人を、2.5グラムのコラーゲンペプチド摂取グループと、プラセボ(偽薬)摂取グループの2つのグループに分けました。それぞれ毎日8週間にわたり摂取してもらい、飲む前、飲んでから4週目、8週目、飲み終わってから4週目に目のまわりのシワを測定(皮膚を3D測定できる機械を使用)。また、飲む前と飲み始めて8週目に皮膚の組織検査を行い、プロコラーゲン1・エラスチン・フィブリリンを分析しました。

その結果

目の周りのシワはコラーゲンペプチド摂取グループで明らかに減少。さらにコラーゲンペプチドを飲み終わって4週間目でも効果を認めました。

皮膚の組織検査では、コラーゲン摂取グループはプロコラーゲン1が偽薬グループと比べ1.65倍、エラスチンが1.2倍と明らかに増えていました。

フィブリリンも6%増加はしていましたが、統計学的に有意といえるほどの差はありませんでした。

 

また、別の報告(参考文献2)でも、コラーゲンペプチドを摂取することでお肌の弾力性などに影響があるかどうかが調べられています。35歳から55歳の女性69人を3つのグループに分けました。2.5gのコラーゲンペプチド摂取グループ、5gのコラーゲンペプチド摂取グループ、偽薬摂取グループの3つです。こちらも毎日8週間飲み続けて、摂取前、摂取4週間後、8週間後に、肌の弾力、保水力、肌からの水分蒸発量、皮膚のキメを測定。

その結果

肌の弾力はコラーゲンペプチド摂取グループで明らかに改善。特に年齢が高い人で弾力アップが認められました。

保水力と肌からの水分蒸発量については改善はしていたものの統計学的な有意差は認められませんでした。

 

コラーゲンを摂取しても、体に吸収されるために体内でアミノ酸に分解されるので、コラーゲンを取ったところで肌にまで届かない、肌の弾力がアップするなんて思い込みだとこれまでは考えられてきました。

ところが、最近の研究で上記のように実際コラーゲン摂取グループと非摂取グループで違いが出てくるという報告が出て来ており、体外実験や動物実験でも、コラーゲンペプチドがあると線維芽細胞が活性化されコラーゲン等が増加することが報告されています(いずれも参考文献1からの孫引きです)。

サプリメントに関して特に私からのオススメ商品はありませんが、まずは食事でコラーゲンをしっかり摂るのはいかがでしょうか。栄養士さんから、コラーゲンに関する食事の記事をいただいたので、来週紹介しますね。まずは普段の食事で、より美しくなりましょう。お楽しみに。

 

 

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